2008年4月1日火曜日

「着任挨拶」 本願寺帯広別院輪番 廣岡隆圓


 このたび、ご本山の命により2008(平成20)年4月1日付けで本願寺帯広別院の輪番を拝命し着任させて頂きました。
 北海道の地は初めてではございませんで、こちらに赴任させて頂く前は、本願寺函館別院に1年4ヶ月、輪番として勤めさせて頂いておりました。
 かねがね帯広は北海道の中でも、最も寒いところのひとつと聞いております。十勝平野は広さは比べものになりませんが、盆地に囲まれての地形は私の故郷によく似ています。故郷に帰ってきたような感じがいたします。風光明媚なこの帯広に赴任させて頂き本当にありがたく思うのと同時に、立派に務められるか些かの不安もあります。
 本願寺帯広別院は十勝開拓と同時にその歴史が始まったとお聞かせ頂いております。この度創立百周年のご法要をご門主様ご親修のもと盛大にお勤めされたことであります。このような歴史のある別院に着任させて頂いたことについて、身の引き締まる思いが致します。何せ浅学非才の私ではありますが、先人の皆様のご苦労をしっかりと受け止め、ご協力を賜わりながら実直に真面目に宗務に励み、お念仏繁盛のために邁進させて頂きたいと思っております。
 これから何とぞ宜しくお願い致します。

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